中学生の勉強・子育て

定期テスト廃止、中学生は思考力が求められる。考える力を付けよう!

定期テスト廃止 思考力

先日、定期テストの廃止を廃止する学校が話題になりました。実は定期テストを廃止する学校は少しずつ増えてきています。

子供の世代と親の世代では子育てに関する常識や考え方に少しずつ変化があります。定期テストでは測れない「考える力」、いわゆる『思考力』を学校でも伸ばそうという教育方針があるのです。

定期テストの廃止は全国的に進む可能性が高いと思います。どのようなことが起こるのか少し考察してみました。

定期テストはなぜ廃止される?

学校の授業の理解度を測るために定期テストをするのは自然なことのように思えます。学んだことを理解していればテストの点数は高くなります。テストの点数が良ければ、通知表も良い結果になります。

子供たちは通知表の結果が進学に影響することを知ってます。定期テストは高得点を目指します。

教えていないことを問題にするのはクレームに繋がるので、先生も敬遠します。定期テストに出る問題は教科書・ノートに必ず書かれています。つまり、定期テストでは理解できていなくても教科書・ノートを丸暗記してしまえば高得点が取れます

定期テスト前は部活動も休止になります。「定期テストのためにたくさん勉強がんばってね」という学校からのメッセージでもあります。

勉強時間は十分にあり、わかる問題しか出さない…。もしテストの点数が悪かったら、理由が見当たらず自分を責めるしかありません。

学生は、理解していなくても丸々覚えてしまってなんとか点数に結びつけるしかありません。一時的に頭に詰め込むことは果たして効果があるのか?ということが疑問視されています。

記憶には短期記憶と長期記憶があります。数分〜2,3日くらい覚えていられるのが短期記憶、それ以上10年経っても忘れないことが長期記憶です。

寝たら忘れてしまうかもしれないくらいの短期記憶は、テスト後に絶対に忘れてしまいます。学校の授業は知識を増やすためにあります。

「1週間テスト勉強を頑張って、定期テストで結果として出た」

成功体験は自信や自己肯定感に繋がります。頑張って良かったと思えることはとても良いことではあります。

ですが、学習することを諦めてまでやる必要はないです。他のことでも成功体験はできますから。

テストは理解する機会を失う原因になっていると考えられます。定期テストを廃止して、しっかり理解できるようにする、思考力を伸ばす、といった教育方針に切り替わりつつあるのです。

定期テストが単元テストになる

定期テストを廃止にしたら授業の理解度をどうやって確かめるのでしょうか。

定期テストを廃止した中学校は、単元テストで理解度を確かめるようです。1つの単元が終わったら小テストを行っているようです。小学校の学習スタイルに近いイメージですね。

結局テストするじゃん!

単元テストは定期テストよりも狭い範囲になりますが、回数は多くなります。

どちらが子供のためなのでしょうか?

どちらが子供のためかと考えると、定期テスト廃止の方が利点が多いです。1つの単元だけでテストを行えば点数がそのままその単元の理解度になります。

定期テストでは4〜5単元をまとめて扱うので、理解できている単元がどこなのか曖昧になってしまいます。

定期テストの廃止は、子どもたちにとって単元ごとの理解度が深まり、とっても良い結果をもたらすはずなのです。

定期テストを廃止した中学校で良好な結果が得られれば、急激に定期テスト廃止の波が来るはずです。

わからないことをなくす習慣を身につける

定期テストがなくなったら家庭での学習はどう考えて何をしたら良いのか考えてみました。

定期テストありのときは、日頃は宿題だけこなして、「テスト期間中にまとめて勉強する」という家庭学習方法の子が多いです。テスト週間だけ必死に勉強して、テストが終われば緊張の糸が切れて忘れてしまうのです。

また、「よくわかっていないけど、記憶すればOK」みたいなテストのためだけの勉強方法もとても良くないです。これでは学校で勉強したことが知識として溜まっていきません。

 

定期テストが廃止されて単元テストになったら、わからないをすぐに解決するクセ(習慣)が大切になってきます。単元テストが待っているので「わからないな。嫌だな。」と見ないフリするのではなく、「わからないな。誰かに聞いちゃおう。」と思えるようになると良いです。

すぐ解決することができるのとできないのとでは、単元テスト方式の成績が大きく異なってきます。少し大変なように思えますが、単元テストに慣れるとわからないことをすぐに解決するクセが身に付きます。それは大人になってからもとても役に立つ習慣になります。

わからないことはすぐ解決する習慣

親が意識すること

わからないことをすぐ解決する習慣を身につけるには、親は何をしたらよいのでしょうか。

中学生は思春期の真っ只中です。子供が家庭学習に取り組むにあたって、親も子供に対して傷付けず、感情を逆撫でしない声かけが必要になると思います。

親の意識のポイント

・「わからない=悪」ではないと教える

・共感する

中学生は思春期であり、自立心が育っている途中です。そんな中なので、「わからないと恥ずかしい」とか「わからない自分はバカだ」と強く思ってしまう子は多いです。

わからない問題があっても「簡単な問題を質問するのは恥ずかしい」とか「バカにされたくない」という気持ちが勝ってしまって、人に聞けないこともあります。

まずは、勉強ってわからないことをわかるようにすることだと知ってもらいたいですね。

 

お子さんの勉強中に問題を見る機会があれば、「この問題は難しいね」と共感しましょう。実際に難しいか簡単かはどちらでもよくて、お子さんが苦戦している問題について共感してあげてください。

学校に仲の良い友達がいても、勉強に関しては成績を競うライバルでもあります。テスト前も「全然勉強してなーい」「私もわからなーい」なんてやり取りは親もしていたのではないでしょうか。中学生同士では本音が見えにくいので、友達と共感できないこともあります。

 

 

親の意識のポイント

・「わからない=悪」ではないと教える

・共感する

まとめ

我が子の学校でも定期テストが廃止される日が来るかもしれない。来ないかもしれない。

いずれにしても「わからない=悪ではないこと」と「わからないをすぐ解決する習慣付け」が大切であると感じていただけたのではないでしょうか。

ご両親が少しでも家庭学習について考えて頂くきっかけになれば幸いです。