小型食洗機を購入したので、設置例と使い心地をレビューします。
共働き世帯家電の3種の神器(乾燥機付き洗濯機、ロボット掃除機、食洗機)の1つ、食洗機が欲しいけど、キッチンはそんなに広くないという方は必読です。我が家の狭いキッチンに小型食洗機を導入しました。
パナソニック 食器洗い乾燥機 プチ食洗 ホワイト [NP-TCM4-W] が優秀すぎるのでレビューします。
実際に我が家の設置例も紹介します。食洗機の設置は難しくないけれど、プロに頼むと1万円近くするので実際に設置してみた話は役に立つと思います。
もくじ
食洗機のメリット
そもそも食洗機を設置するメリットは何でしょうか。整理しておきましょう。
家事の時短
「食器洗い」は食事のたびにやらなくてはならない家事なので、1日に3回やらなくてはなりません。
スポンジに洗剤付けて汚れをこすり落として、水ですすぎ洗いして…、と作業すると15〜20分はかかります。それが1日3回となると1時間近くは食器洗いしていることになりますね。
食器洗いの時間は食洗機があれば3分ほどになります。お皿や箸を軽く水洗いしてから食洗機に入れて、専用洗剤を入れたらスタート押しておしまいです。
すごく時短になりますね。
洗浄・殺菌
食洗機での洗浄では、食洗機用の洗剤を使用します。食洗機用洗剤は手に触れないので、手洗い用洗剤よりも洗浄力・殺菌力が強いです。手洗い用洗剤は手荒れ防止のために肌に優しく作られているのです。
食洗機は60℃くらいお湯で洗います。10~20℃の水よりもお湯で洗浄する方が洗浄力・殺菌力は高まります。
洗浄した後は高温乾燥します。70℃近い温度で30分間程度の乾燥でしっかりと殺菌します。お湯で洗浄してすぐ高温乾燥するので菌は増殖どころか生きることが困難です。
これは調理場などで用いられる消毒・殺菌の方法とほぼ同じ洗浄方法となります。
「手洗いして水切りに置くだけ」と比べると、
食洗機の洗浄・乾燥は菌やウイルスの除去力が全く違います。
手荒れ防止
女性には嬉しい効果ですよね。洗剤を使った手洗いをやめると手荒れ防止になります。
食器の汚れは水洗いだけでは落ちませんよね。それは油汚れが主な原因です。その油汚れを落とすために洗剤を使います。
洗剤には界面活性剤が含まれています。界面活性剤が油の周りを覆うことで汚れを落とす効果があります。
人の肌は、水分を保つために油分を分泌しています。食器洗い洗剤に含まれる界面活性剤は、油汚れを落とすと同時に皮膚の油分も落としてしまうのです。
食器洗いをすると手荒れするのは洗剤が手に触れるからなのです。食洗機を使うようになると洗剤が手に触れることがなくなり、手荒れを防止することができます。
食洗機のデメリット
食洗機にもデメリットはあります。食洗機を使うのが初めての人には意外と盲点なポイントがあります。
食洗機対応の食器を使う
食洗機は水圧で汚れを落とす装置です。手で擦るよりは弱い力で洗浄するので、洗剤には強い洗浄力の成分が含まれています。
洗剤の強い洗浄力で表面の塗装や加工まで剥がしてしまうことがあります。
洗浄後の乾燥では高温になります。ガラスやプラスチックの食器は物によって高温に耐えられず割れてしまうものがあります。
購入時に食洗機対応と書かれているものを選ばなくてはいけなくなります。または食洗機対応ではない食器だけ手洗いすることになります。
食洗機対応の食器を選んで購入しよう!
食洗機用洗剤を使う
食洗機は専用の洗剤を使います。手洗い用洗剤を使うことができません。
誤って手洗い用洗剤を使ってしまうと後が大変です。食洗機内部が泡だらけになってしまって、後始末にすごく時間がとられてしまいます。絶対に間違えてはいけません。
食洗機用洗剤と手洗い用洗剤は容器がとても似ていて間違えやすいです。我が家では、間違えないように「食洗機用は粉、手洗い用は液体」と分けています。とても古典的ですが、2年ほどで一度も間違えたことがありません。
砂糖と塩、洗顔と歯磨き粉などを間違えたことのあるうっかりさんにはオススメです。
残念ながらフライパンなど調理器具は食洗機では洗えません。食洗機を購入したからといって、手洗いが0にはなりません。
どうしても食洗機用洗剤と手洗い用洗剤はどちらも必要になります。
食洗機用洗剤と手洗い用洗剤を間違えない工夫をしよう!
時間がかかる・騒音
食洗機が洗浄・乾燥を終えるまでには40~60分ほどかかります。洗浄が20分くらいで、乾燥が30分くらいです。
食洗機をスタートさせたあとに「コップ使いたいけど食洗機いれちゃったな」ってときに少し困ります。ストップボタンがあるので中断はできますが、乾燥が始まっていると食器は結構熱くなっています。
冷たい飲み物を飲みたいときにアツアツのコップには入れたくないですよね。
洗浄中は少々うるさいです。掃除機のような騒音にはなりませんが、キッチンで作業するときに音楽やラジオを聴く方は少しうっとうしく感じると思います。カウンターキッチンになっていてダイニングで勉強や仕事に集中したい方もうるさいと感じるかもしれません。
食器を食洗機に入れるだけで良いので、人の作業としてはとても時短になります。その代償としてしばらくの間キッチンがうるさいというデメリットもあります。
食洗機を使うときは20分ほどうるさい
使ってみた感想
カレーやミートソースパスタを食べた後の食器でもキレイになります。手洗いよりも油汚れがキレイに落ちている気がします。
我が家では軽く水洗いしてから食洗機に入れています。食べ残しの固形物は排水のところに溜まるので問題ありませんが、ちょっと気になるので。
食洗機の洗浄剤も売っているので、1か月に一度くらいの頻度で使っています。洗浄直後は、食器洗いを終えて扉を開いたときの香りが違う気がします。何かしらの菌や汚れを洗い流してくれているのだと思います。
なにより、食器洗いをしなくて良いってだけで最高です。夕飯の後、一日の疲れがたまった状態で食器洗うのってとてもツラいですよ。
「軽く食器をすすいで、食洗機に入れて、洗剤入れて、スタートポチッ!」で食器洗いが終わるのってすごく幸せです。
食洗機を置くスペースがあるなら、絶対に買うべきです。
まとめ
食洗機のメリット・デメリットを紹介しました。食洗機が置けそうなスペースがあるのならば、買わない理由はありませんね。
①家事の時短
②高い洗浄力・殺菌力
③手荒れ防止
最後までお読みいただきありがとうございました。