まいさな博士の教育・育児の分析結果です。

まいさな博士の教育論

塾講師経験ありで博士号持ちのまいさなが未就学児・小学生・中学生の自宅での学習習慣・受験勉強について考えるブログ

褒める教育も叱る教育も否定する。自立を促すことが教育だ!【幸せになる勇気】【感想】

こんにちは!家庭学習の味方、まいさなです!

 

子供が全然勉強してくれない。

「勉強しなさい」と何度言っても無視されるんです。

アドラー心理学を使って親側の対応を変えてみよう!

 

『幸せになる勇気』を読みました。タイトルから「自分が幸せになるためのマインド」が書かれていると多くの人が思うでしょう。もちろん自分の幸せについても触れていますが、半分以上は子育てや教育に関する親・教師のマインドについて書かれています

 

アドラー心理学をわかりやすく学べる本として世界で485万部、国内で208万部の大ヒットした『嫌われる勇気』の続編です。

 

子育てや教育に関する部分に注目して私なりにご紹介していきます。

課題を分離するという考え方

アドラー心理学の特徴の1つに「課題の分離」という考え方があります。

 

何かの課題を解決したいとき、それは自分の課題なのか他人の課題なのかをしっかりと見極めることから始めます。そしてアドラー心理学では他人の課題は基本的に自分で解決することができないと考えます。

 

課題の分離を子どもの勉強に当てはめてみましょう。子どもが勉強しないことは親の課題ではなくて子供の課題です。子どもの代わりに親が勉強しても子どもは賢くなりませんし、子どもに代わってテストを受けてあげることもできませんよね。

 

勉強は子どもの課題であり、勉強をしないで損をするのは子どもです。子ども自身がそのことに気が付いて勉強をするべきであると考えるのがアドラー心理学なのです。

 

勉強は子どもの課題だから親はどうしようもないなんて冷たい考え方ではありませんか!?
アドラーはとくに教育に力を入れてアドラー心理学をつくったんだ!子どものことを想うならなおさらアドラー心理学を知って欲しいな!

 

「褒める教育」も「叱る教育」も否定

アドラー心理学は人の上下関係を否定する。「先生と生徒の関係」や「親子の関係」でも上下関係があってはならないと断言する。

 

「褒める教育」と「叱る教育」はどちらが良いのか?という議論をたびたび聞くことがありますよね。アドラー心理学ではどちらも良くないと言い切るのです。褒めないし叱らないと聞くと「それは子育ての放棄だ!」と短絡的に考える人がいるかもしれません。ですが、子育てを諦めているのではないのです。

 

アドラー心理学では人の上下関係をも否定します。親子は親が上で子が下、教育では先生が上で生徒が下と考えられがちです。それらを否定してみな対等な関係であるべきとアドラーは考えました。褒めることまたは叱ることはどちらも上下関係が生まれてしまう行為なのです。

 

「褒められるために頑張る、叱られないように頑張る」は一見悪いことに思えません。ですが、子どもが年を重ねて大人になったとき、親に褒められるために頑張っていて良いのでしょうか?

 

アドラー心理学では第一の目標が「自立すること」なのです。

 

褒められるために頑張るのではなく、叱られないために頑張るのではなく、

自分のために頑張るべきなのです。

 

本書には子供を自立させるために親が意識するべきことがいくつも書かれています。

 

どんな相手でも尊敬する

親の言うことを聞かない子を自立させるために親はどうしたらいいのでしょうか?
アドラーは尊敬なくして良好な関係を築けないと言っているよ!まずは子どもに共感してあげよう!

 

アドラーはどんな相手であっても尊敬するべきであると説いています。尊敬なくして良好な関係は築けないというのです。

 

尊敬というとその人のすべてを敬わなくてはいけないと思っている人が多いのですが、アドラー心理学でいう尊敬とは「自分と違うところを見つけること」です。それはどんなところでもいいのです。サッカーのオフサイドのルールを知っていたり、宇宙が好きで星の名前をたくさん知っていたり…。

 

子供にあって自分にないところを見つけ、それを認める。それが尊敬なのです。そしてそこから勉強しない

 

子どもにも親友のように対等な関係を心がけるべきだとアドラー心理学は考えます。対等な関係になる近道は共感することです。共感と聞くと「言っていること全てに賛同すること」と勘違いしている人が多いと本書には書いてあります。共感するとは「相手の立場になって考えること」だと言います。

 

小学生であれば勉強せずに遊びたいでしょうし、中学生ならば勉強せずにSNSを楽しみたいでしょう。もし自分が子供の立場だったら勉強よりも優先したいことは何かを考えて、共感することが子供と対等な関係を築く一歩となります。

 

例えば将来の夢について共感してから、そのためにはこれくらい勉強が必要だよとか。憧れの大学生生活について共感してから、そのためにはこれくらいの成績が必要だよとか。あくまで対等な関係からアドバイスする。子供が自ら、自分のために勉強をやるべきだと思ってもらうことが案外近道なのです。

 

子どもはみな自立したいと思っています。経済的な自立ということではなく、精神的な自立のことです。子供扱いされたくない、自分のことは自分で決めたいと思っているはずです。だから細かく指示してくる親ほど反発したくなります。

 

褒めることもしない、叱ることもしない。子どもを子ども扱いせず、対等な関係を築く。そして子どもが自立していく姿を見届ける。それがアドラー流の教育なのです。

 

私の理解が及んでいない部分もあるかもしれません。本書を読んでアドラー心理学を子育てに取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

Audibleがオススメ

本書のほとんどは会話形式で書かれています。

登場人物

哲人: アドラー心理学に詳しい人

青年: アドラー心理学を実践して挫折した教師

 

青年は褒めず叱らずの教育を実践し失敗したと言う。そして褒めて叱る方がうまくいきそうだとアドラー心理学を否定する。アドラー心理学に否定的なその青年を哲人が落ち着いた話口調で納得させていく。

 

せっかく会話形式で書かれているのでオーディオブックで読むことを私はオススメします。私はAmazonをよく使うのでAudibleで聴きました。Audibleならばただの朗読ではなく、2人の声優さんが素晴らしい演技で読んでくれます。

 

新規登録すれば無料で1冊だけ聞くことができます。『幸せになる勇気』を無料で聴いてみてはいかがでしょうか。

www.maisanakamone.com

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