まいさな博士の教育・育児の分析結果です。

まいさな博士の教育論

塾講師経験ありで博士号持ちのまいさなが未就学児・小学生・中学生の自宅での学習習慣・受験勉強について考えるブログ

子供にアクティブラーニングさせよう!『自分で伸びる小学生の育て方』レビュー

おはようございます!maisanaです。


小学校教師の異端児、ぬまっちこと沼田晶弘先生の名著『自分で伸びる小学生の育て方』を読んだのでレビューします。

 

本書の概要

こんな人に読んで欲しい

我が子を自分で学べる子にしたい

学校教育だけでは心配と思っている親

 

本書は教師向けではなくて小学生の親向けです。

 

正直、本書を読むと我が子をぬまっちのクラスに入れたい。全ての先生がぬまっちだったらいいのにと思ってしまいます。

 

無理なことを願っても仕方がありません。私は教育現場の声を聞くためにTwitterで様々な先生をフォローしています。先生が発信することは子育てに役立つことがたくさん含まれています。多くの先生方はそれぞれの考え方で生徒に全力で向かい合ってくれています。

 

本書は「生徒たちが自ら進んで学べるにはどうしたらいいのか?」ということをぬまっちが追求した成果が記されています。生徒とのやり取りなどの体験談がふんだんに盛り込まれています。親が意識すべきことを読みやすくまとめられた本です。

 

我が子の教育は学校だけに任せておけない。だけど親として何をすればよいかわからないという方にぜひ読んでみてほしい本です。

 

沼田晶弘先生の教育法

ぬまっちはあるとき気が付いたのです。

 

「子どもたちが勉強するのに、ボクが頑張る必要あるの?」

「この子たちが頑張れば成績は上がるんじゃない?」

出典:本書まえがきより

 

子供たちが楽しく授業を受けられるために先生が頑張ることは良いことです。ですが先生が頑張って教えた知識よりも子供が自分で学びたいと思って覚えた知識の方が身に付くはず。ぬまっちの教育法の根底にはそんな「アクティブ・ラーニング」な考え方があるのです。

 

自発的に学ぼうとすることを「アクティブ・ラーニング」と呼びます。日本の学校教育でも取り入れる議論がされています。

初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問):文部科学省

 

学校教育方針として「アクティブ・ラーニング」を取り入れる制度については議論されていますが、実際に授業に取り入れようと試みた先生は少ないのではないでしょうか。ぬまっちの「アクティブ・ラーニング」取り組み事例から親が学べることはたくさんあるはずです。

 

Kindleならばまえがきは無料で読むことができます。無料部分だけでも読むととても参考になります。↓

世界標準のアクティブ・ラーニングでわかった ぬまっち流 自分で伸びる小学生の育て方

 

私の感想

私が本書で考え方を変えさせられたのは2つです。

 

  • 小学生でもお金について学ぶべき
  • 小学生でも「PDCAを回す」を知るべき

 

小学生でもお金について学ぶべき

子どもにお金のことや経済のことを教えるのはタブーだという意見は多いようです。ですが2万5千円のゲーム機を買って欲しい子供がその価値がどれくらいなのかを知らないのはいかがなものかとぬまっちは警笛を鳴らすのです。

 

おそらく昔は(今も?)余剰なお金を稼ぐことは汚い行為だと思われていました。そして子供はお金のことなど知らなくても、勉強を頑張って良い大学に入れば明るい未来が待っていました。ですが現代はそうではありません。

 

実際に「生徒たちにどんな子どもに育ってほしいですか?」という質問にぬまっちはこう発言しています。

 

もし、日本の法律が急に変わって12歳から社会人になって働けと言われても、うちのクラスの子たちなら、すぐに企業の即戦力として働ける

出典:本書より

 

そんな子供たちが同い年くらいにいる中で、自分の子はお金のことなど知らなくても良いと言っていられますか?本書を読んでぬまっちの生徒たちに負けないように親が考え方を改めるべきではないでしょうか。

 

 

小学生でも「PDCAを回す」を知るべき

本書でも目次にもありますが「かくあるべき論」は子供をダメにします。私も最近思っていたのが「子供だからまだ早い、ということは絶対にない」です。小学生って大人が思っている以上に考え方が大人なんです。 

 

「失敗はたくさんする方がいい」それはわかります。ですが失敗したのならなぜ失敗したのか考えて改善するところまでやらないと意味がありません。

 

それをだらだら説明するよりも「PDCAサイクル」というものがあると教えてしまう方が早い。しっかりわかりやすく説明すれば子供はすぐに理解して実践してくれるとぬまっちは言います。それに子供ならば響きがかっこいいと思うのではないでしょうか。

 

私は社会人になるまで「PDCAサイクル」を知りませんでした。私は幼い頃からサッカーを習っていて、上手くなろうとして知らぬ間に多少は実践しているかもしれません。ですが「今はCするべきだな」とか「Pが足りない」とか意識できればもっと効果が表れていたかもしれません。

 

「子供には早い」とか「大人になってから」なんて言葉がそもそも不自然なんです。子供と大人にはっきりとした境界線はありません。あるとすればお酒とたばこと選挙くらいです。法律上は20歳(2022年から18歳?)から『成人』ですが、大人になるのは人それぞれの成長によります。我が子を子供のままにしてもいいのですか?

 

あとがき

本書は超良書です。私は買ってよかったと思っています。

 

Kindleならばまえがきと目次は無料で読むことができます。まずはサンプルのダウンロードしてみませんか?↓

世界標準のアクティブ・ラーニングでわかった ぬまっち流 自分で伸びる小学生の育て方

 

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