おはようございます!maisanaです。
この記事はこんなお母さんに向けて書いています。
中学生のテスト勉強の良い方法を知りたい
普段の勉強はどのようにしたら良いか知りたい
中学生は定期テストが2~3ヵ月に1回あり、中3になると高校受験が待っています。3年間大事なテストだらけです。ですのでお子さんにしっかりと勉強方法を身に付けて良い点を取って欲しいと思いますよね。
私自身は中1で英語につまづきました。中2の終わりから塾に行き始めたら英語がわかるようになって、学校のテストは90点以上、模試での偏差値は65まで向上させました。その経験を活かして過去に塾講師をしていました。何でつまづくのかわかるからこそ多くの生徒の成績を向上してあげられました。
この記事ではテスト勉強のコツと各科目の学習のコツをご紹介していきます。この記事の方法を実践すればみるみる成績を上げることができます。
もくじ
テスト勉強の方法

テスト範囲のはじめから順番に進める勉強法をしていませんか?それでは良い成績を収められません。テストに挑むときは勉強をする前に戦略(計画)を立てます。賢い子はみんなやっています。TOEICというビジネスマン向けの英語の試験ではコツだけで100点UPすることができます。戦略を考えるのと何も考えないのでは結果が全く違うのです。
ここでは私が教えていたテスト前2週間の勉強方法をご紹介します。その通りに進められれば成績UP間違いなしです。はじめはお母さんお父さんが助けてあげながら進めてあげてください。
目標点を必ず決める
全科目の目標点を決めましょう。目安は前回のテスト結果の5~20点UPです。目標点を決めたら忘れないように机の近くに張ったりしていつでも見えるようにしましょう。
なぜ目標点を最初に決めるかというと、目標点に応じて勉強する範囲が狭くなるからです。お子さんを見ていて、普段の勉強はそれほどイライラしていないけどテスト前になると異様にイライラしていませんか?テストで良い点を取らなければというプレッシャーも当然あると思います。それだけではなくて、わからない問題があったときにすごく不安になるからなんです。
わからない問題があるとすごく不安になってしまうので、それを解決するのが目標点を決めることなのです。目標点に応じて勉強する範囲を狭めてしまい、わからない問題をいっそ捨ててしまうのです。
「私は30点UPして100点を目指したいんだ」と思う子がいるかもしれません。ですが勉強は本来コツコツ積み重ねるものなのでいきなり20点以上UPすることはとても難しいです。次のテストで20点UP、その次のテストで10点UPと少しずつ目標を上げて行き、数回後のテストで100点を目指すような長期的の視点で考えてほしいです。
正直に言うと、30点UPしたいと言う子はそれだから結果が伸びないのです。30点UPという高い目標を持つような強い意志の子が70点を取るはずがありません。自分の今の実力を認めて長期的な計画で100点を目指しましょう。
「わかるところ」と「わからないところ」を分ける
はじめにテスト勉強は戦略が大事と言いましたが、戦略とは「確実に取る問題」と「捨てる問題」を分けることです。
例えば、前回の英語が60点だった子が次の目標を70点にしたとします。テスト範囲が10ページであればおおよそ3ページは捨ててしまって良いわけです。
テスト2週間前にまずその捨てる3ページをどこにするのか決めることです。教科書をパラパラとめくっていき「ここはわかる」「ここはわからない」と分けていきます。ここではまだ問題を解いてみる必要はありません。「わかる」か「わからない」かで判断するだけです。わかるページが5ページしかなくても焦る必要はありません。あと2ページだけわかるようにすればいいのです。
「10ページも勉強しなくちゃ」と思うのと「あと2ページわかるようにすればいいのか」と思うのではモチベーションも全く違うはずです。テスト範囲をはじめから1つずつ勉強するのではなくて戦略的に勉強しましょう。
わからないところは一人で頑張らない
次はわからないところの勉強方法です。それはお子さんに合った相手に教えてもらいましょう。
中学生は思春期なので親に教えてもらうのが恥ずかしい子もいるでしょう。学校の先生、塾の先生、兄弟、友達だれでも良いと思います。最近ではスタディサプリやyoutubeなどの動画で優秀な先生に教えてもらうことができます。教えてもらう相手はお子さんに決めてもらってください。
学校のテストで同級生は点数を競うライバルなのでテスト勉強は1人で乗り越えるものと思っている子もたまにいます。お互いわからないところを教えあったりして目標を乗り越えることを知るだけでも点数が伸びる子もいます。
わからないところを1人で解決しなくてい良いことを教えてあげてください。
毎日わかるところから勉強する
テスト勉強はわからないところとの戦いです。まずはウォーミングアップといった気持ちでわかるところから始めるようにしましょう。昨日の復習といったこともとても良いです。やる気を出すにはわかるところから始めることをオススメします。
また、「わかるところ」と「わからないところ」を分ける方法の注意点はわかると思って油断することです。捨てているところがあるのでわかる問題は確実に取らなければなりません。毎日復習しましょう。
「ここはわかるからもう一度やるのはめんどくさいなぁ。」と思う気持ちが大敵です。わかるからこそ勉強するのがラクだし楽しいのです。毎日わかるところから勉強をスタートして確実に得点源にするよう促してあげて欲しいですね。
科目別の勉強のコツ

科目は大きく3つに分けることができます。
英語、数学・・・積み上げ科目
国語・・・積み上げ+暗記科目
理科、社会・・・暗記科目
積み上げ科目とは中1→中2→中3と学年を追って内容を理解していく科目です。中1の内容を理解せずに中2の内容に進むことができないのです。積み上げ科目では何がわからないか自分でもわからなくなります。ご両親が解決してあげましょう。
ここでは各科目の家での勉強のコツと注意点をご紹介していきます。
英語
中学生の英語で勉強することは2つです。英単語の暗記と文法の理解です。
中学3年間の英単語は1200語です。そのうちの400語が動詞です。英単語でとても重要なのは動詞です。文法が少しわかって、動詞を見つけることができれば英文を読むときに見える世界が変わります。
文法とは「英語の文章のルール」です。あまり深く考えずにルールを覚えましょう。サッカーはなんで手を使っちゃいけないのか考えても仕方がありませんよね。少しルールを覚えたら楽しくなってくるものです。
数学
数学は3つの分野に分かれています。それが計算、関数、図形です。それぞれの分野が中1から中3につれて難易度が上がっていきます。
学校のテストで60点を下回ってしまう場合はつまづいている可能性大です。春休みや夏休みに塾などを活用して復習しましょう。
数学はとにもかくにも計算能力です。四則計算は間違いなくできるようにしましょう。
「計算は自転車は同じである」と私は思っています。自転車は乗れるようになるのは練習が必要ですが、乗れるようになってしまえば忘れないですよね。計算も同じです。難なくできるようになるのは大変ですが、できるようになってしまえば勝ちなのです。
国語
国語は重要科目です。文章を理解する読解力が他の科目にも影響します。文法を知ったり漢字を覚えたりと勉強の内容が多様なように感じられます。
その多様な内容であることから国語はセンスが必要だと言われることがあります。センスなのでもともと持っている才能のように感じられますが、センスは磨くことができます。国語で最強の勉強方法が音読であると私は思います。
音読はただ読むのではなく感情を込めるように強弱を付けましょう。強弱がつけられるということは大事な部分がわかっているということです。大事な部分を見つけるセンスが身に付くのです。
また句読点が意識されるので文法を覚える助けにもなります。漢字も読まなくてはいけないので覚えることができます。
最近は『オーディオブック』というものもあります。上手な人の音読を聞くことや真似して読むことはとても良い練習です。
理科
理科は4つの分野に分かれています。
第1分野・・・物理分野・化学分野
第2分野・・・生物分野・地学分野
どの分野も暗記するものです。とくに第2分野は大部分が暗記です。理科が苦手な子は第2分野を中心に暗記しましょう。私がオススメしている方法は暗記成果シートの作成です。
教科書を読み、読んで暗記した内容を1枚の紙に書き出すだけです。詳しくは↓記事をどうぞ。
社会
社会の勉強は整理する力が重要です。暗記量が膨大ですので暗記しやすいように整理して脳の棚にしまうイメージです。
社会も地理、歴史、公民と3分野あるので頭の中の整理をうまく進めることがコツです。こちらも↑の記事の方法で自分の頭の中をうまく整理してほしいですね。
まとめ
中学生の勉強はコツがすべてです。自分に合った勉強の方法をつかんで良い成績を収められることを願っています。
テスト勉強の戦略
◦ 目標点を決める
◦「わかるところ」と「わからないところ」を分ける
◦ わかるところから勉強する
定期テストで結果を出しやすいのは理科社会の方です。積み上げ科目ではないので過去の内容が関係なくなるからです。まずは理科社会のテストで高得点を目指して自信をつけましょう。