おはようございます!maisanaです。
私の息子(3歳)は慢性腎臓病です。
そのため、医療に関しての素人ではありますが慢性腎臓病について調べてきました。
当ブログの記事は同じ境遇のご両親に少しでもお役に立てればと思って書いております。
医者ではなく、慢性腎臓病の子どもを持った親として、難しすぎない最低限の知識をご提供することを目的としています。
間違いや不適切な部分がありましたら、ご指摘いただければ幸いです。
また、専門的な詳細は学術学会HPや病院HPをご参照するようお願い致します。
あくまで、手始めの知識としてご利用いただけたら幸いです。
もくじ
慢性腎臓病とは
腎臓病とは、腎臓の機能が悪くなる状態のことをいいます。
慢性とは何らかの障害がおおむね3ヵ月以上続く状態のことをいいます。
一方で、慢性ではなく短期間での回復の可能性がある場合は「急性」となります。
腎臓は機能が悪くなった場合、回復しないことの多い臓器です。
ですので、多くの腎臓病は慢性腎臓病ということになります。
ちなみに、腎臓病と腎不全は同じ意味です。
不全という言葉が適切ではないという動きから、腎臓病が一般的となりつつあります。

私は知らなかったのですが、腎臓は血液をきれいにする(ろ過作用)以外にもイオンバランスやホルモンバランスを整える働きもしているのです。
そのため、小児慢性腎臓病では腎臓の機能の悪化を防ぐことと身体の成長をさせることをバランスよく進行させなければならず、お医者様は難しい決断に迫られながら治療してくれています。
私と妻は息子が風邪などの軽度の病気になっても、事情の分かっている掛かりつけ医に相談することにしています。
大したことない相談であっても、快く受けてくれる先生に本当に感謝しています。
小児と大人の違い
自分の子どもが慢性腎臓病であったときに気を付けたいことは、小児と大人では対応がまるっきり違うということです。
腎臓病は子どもよりもご年配の方がなる病気です。
配偶者やご兄弟などの親族が慢性腎臓病であった経験などで、お詳しいご親族の方がいるかもしれません。
一般的に大人の腎臓病患者さんは水分の摂取制限があることが多いです。
それは腎機能が低下しているために、排尿量の低下を引き起こすからです。
たくさん水を飲むと身体がむくんだり、ひどいときには血圧に異常が出ます。
一方で、小児の場合は尿が多く出るために、多くの水分摂取が必要な子がいます。
水分をしっかり補給しないと脱水症状になってしまいます。
息子がその症状です。
その他に塩分についても同様のことがあります。
これらのように、子供と大人で全く逆の対応をしなくてはならない事があるのです。

したがいまして、専門のお医者様のお話を信じることと、可能な限り自分で小児慢性腎臓病について調べるようにする方が良いかなと私は思います。
本ブログでは、そのお手伝いをできれば良いなと思っています。
慢性腎臓病の種類
慢性腎臓病にはいくつかの種類があります。
最も多い慢性腎臓病は、低形成・異形成腎といって通常よりも小さい腎臓になってしまう症状です。
小児慢性腎臓病の60%近くはこの症状であるそうです。*1
私の息子もこの症状です。
その他には以下のような症状があります。
- 糸球体炎
- ネフローゼ症候群
- 間質性腎炎
- 溶血性尿毒症症候群
これらも腎臓の機能に支障をきたす病気であるのですが、本記事では省略させていただきます。
私の知識不足ですみません。
重要なクレアチニン値
息子は月一回の定期検診を受けています。
先生との問診のときにはまず、血液検査の結果、クレアチニン値がいくつだったという話から始まります。
腎臓病の進行状況の指標にはクレアチニン値を用います。
クレアチニンとは血液中の老廃物の1つです。
老廃物ですので本来は腎臓が処理するのですが、腎臓病を患って腎機能が低下していると処理しきれないクレアチニンが血液中に残ることになります。
血液検査のクレアチニン値は腎臓がどれくらい働いているかの基準にする事ができるのです。
まとめ
- 慢性腎臓病は回復が困難
- 小児と大人では腎臓病の対応が異なる
- クレアチニン値は腎臓病の進行度合いを知るための重要な数値
最後までお読みいただきありがとうございました!